第二章 新たなる出会い試験開始から一時間が経過した。しかし、いっこうに飛竜達は手がかりをつかめないでいた。刹那「だぁ~~~~~。もう何もねぇじゃねぇか。チョット広すぎるぞここ。」 華錬「ここに来るまで誰にも会ってないからね。どこかにかたまって置いてあるって事は考えられるわね。」 戯双「とするとやっぱ戦ってとるしかねぇかな」 大和「俺たちで勝てるわけないしね」 飛竜「まぁここでじっとしててもはじまんないよ。あっちにいって見ようよ。」 飛竜が指さしたのは、以上にデカイ城にある、以上に広い庭園であった。 飛竜「ここにも何もないかな?こっちにありそうな気がしたんだけど。」 戯双「まぁ奥までいってみようぜ。」 もうだいぶ歩いてるのにまだ庭の終わりは見えてこない。そろそろ皆が歩くのに疲れ、飽きてきた頃だった。 華錬「ねぇあそこに人だかりがあるわよ」 そこには、30人近くの人に囲まれた1人の忍者がいた。 刹那「おい。あれはあまりにもひどくないか。」 戯双「あれじゃまるでイジメだよ。」 飛竜「助けてやろうぜ」 大和「僕達がいっても無駄じゃない?」 飛竜「まぁまぁそんなこといわずに。どうせあいつらを倒さないとこの試験合格できないんだぜ。」 大和「はいはい」 刹那「おいそこの人。助太刀いたす。」 ??? 「おぬしらは?」 戯双「通りがかりの試験者です。」 刹那「あまりにひどいと思ったからよ。助けてやろうと思ってさ」 ??? 「感謝いたす。」 飛竜「さぁ戦おうか。」 戯双「えぇ~っと対大人数の場合は、忍法地揺らしの術」 忍者達「うわっ」 地面が揺れ、ほとんどの忍者達が倒れ、揺れにより一ヶ所に集まった。 戯双「そして忍法火球落」 大きめの火の玉がその一ヶ所に直撃する。 どーーーーーーん ほとんどの忍者がやられたが、まだ5,6人残っている。 飛竜「やっぱ戯双は忍術が桁違いに強いな。」 戯双「はは・・これしか取り得がないから」 強忍者(残った忍者)「忍法流水砲」 飛竜「戯双アブねぇ」 直撃する直前だったが、何故か飛竜は、戯双を押し倒して助けることが出来た。 ??? 「!?(どういう事だ。今のは確実に当たる距離だったぞ・・・)」 刹那「っひょ~アブねぇ。お前あんなんくらったら気絶するだろ。防御力ねぇし」 戯双「あぁ。俺忍術は出来るんだけど後が出来ねぇんだ。飛竜助かった。」 飛竜「あぁ、うん」 刹那「さぁて。後は俺の剣技で片付けるか。」 刹那「忍術流蛇流剣」 刹那の剣が全てを切り裂いた。 刹那「ふぅ。全部やったか」 大和「まだだよ」 といいながら手裏剣で刹那を後ろから狙っていた忍者を倒した。 大和「最後まで油断しちゃダメだよ。」 この落ちこぼれ達、能力が偏っていて、単体では弱いが、それぞれ、ひとつの能力がずば抜けている。実は力を合わせて戦うと、そこらの忍者には負けない実力があった。 飛竜「俺たち勝ったんだな。」 刹那「俺たちってつよいんじゃね?」 華錬「まぁほとんどが戯双の忍術のお陰だけどね。」 戯双「まぁみんなで勝ったんだよ。やったな」 ??? 「ぐふっ」 謎の人が血を吐いた 華錬「この薬草を飲んで。すぐ良くなるから。」 これは華錬が作ったオリジナルの薬草で、とてもよく効く。 ??? 「俺が狙われていたのはこれを二枚も持っていたからだ。他のはもう取られた。」 その手に持っていたのはお札だった。 仁「俺の名前は仁。助けてもらったお礼にこれをやろう。そして代わりといっちゃ何なんだが、俺も一緒に連れて行ってくれないか?」 飛竜「もちろん。良いよな。」 みんな「あぁ」 飛竜「みんな落ちこぼれだけど、よろしくな」 そうして飛竜達は、お札を手に入れ、そして、仁が仲間になった。 第2章 完 ジャンル別一覧
人気のクチコミテーマ
|